快眠ナビ

睡眠で悩むラムの眠活ブログ

睡眠薬について

【睡眠薬の種類別】どれぐらい効くの?どんなふうに効くの?

更新日:

睡眠薬って、なんだか怖いイメージがないですか?ドラマなんかで、いけないことに使われたり・・・依存症のイメージもありますよね。

そもそも、睡眠薬にはどんな種類があるのでしょうか?本当に依存症になるのでしょうか?

ということで、今回は睡眠薬の種類作用について調べてみました。

代表的な不眠症の治療薬

睡眠薬は作用機序(脳内で作用する部位)と作用時間によって分類できます。

まずは、代表的な睡眠薬を表にまとめてみましょう。

分類 一般名(商品名) 作用時間 半減期(hr)
メラトニン受容体作動薬 ラメルテオン(ロゼレム) 超短時間作用型 1
非ベンゾジアゼピン系 ゾルピデム(マイスリー) 2
ゾピクロン(アモバン) 4
エスゾピクロン(ルネスタ) 5~6
ベンゾジアゼピン系 トリアゾラム(ハルシオン) 2~4
エチゾラム(デパス) 短時間作用型 6
ブロチゾラム(レンドルミン) 7
リルマザホン(リスミー) 10
ロルメタゼパム(エパミール・ロラメット) 10
ニメタゼパム(エリミン) 中間作用型 21
フルニトラゼパム(サイレース) 24
エスタゾラム(ユーロジン) 24
ニトラゼパム(ベンザリン・ネルボン) 28
クアゼパム(ドラール) 36
フルラゼパム(ダルメート) 長時間作用型 65
ハロキサゾラム(ソメリン) 85

表:川端裕人氏、三島和夫氏著書「8時間睡眠のウソ。」より

作用時間と作用機序について、もう少し詳しくみていきましょう。

睡眠薬の作用時間と消失半減期

現在、日本で使われている代表的な睡眠薬は、作用時間(効き目が続く時間)によって4つのタイプにわけられます。

睡眠薬のタイプ 消失半減期
超短時間作用型 2~5時間
短時間作用型 6~10時間
中間作用型 20~30時間
長時間作用型 50~100時間

睡眠薬の作用時間は「消失半減期」で表されます。

消失半減期とは?
睡眠薬を飲むと1時間ほどで血中濃度が最も高くなり、その後、体内で分解され少しずつ濃度が下がっていく。消失半減期は、この濃度が半減するまでの時間。
ちなみに、消失半減期と作用時間は別のもの。「消失半減期が100時間だから、100時間作用する」ということではない。

一般的には、不眠のタイプ(入眠障害中途覚醒早朝覚醒)に合わせて適切な作用時間の睡眠薬を選択します。

作用時間が長いほど、睡眠後半まで効果が続きます。しかし、起床時間になっても「まだ眠い」感じが残ったり、ふらついて転倒しそうになることもあります。

作用時間が短いと残眠感もふらつきも少ないですが、中途覚醒や早朝覚醒の改善には力不足です。

  • 不眠タイプによる睡眠薬の選択例
  • 入眠障害 → 超短時間作用型・短時間作用型の睡眠薬
  • 中途覚醒 → 中間作用型・長時間作用型の睡眠薬
  • 早朝覚醒 → 長時間作用型の睡眠薬

高齢者には作用時間が短い薬を少量使用しますが、高齢者に多い中途覚醒や早朝覚醒の症状が治りきらないことも少なくありません。

睡眠薬の作用機序による分類

睡眠薬は、作用機序(脳内で作用する部位)によっても分類されます。

作用機序とは?
薬物が生体に何らかの効果を及ぼす仕組み、メカニズムなどを意味する表現。

作用機序による分類では、以下のように大別されます。
参考 クリニシアン「作用機序からみた睡眠薬の位置づけ」(PDF)

作用機序による睡眠薬の分類

  1. バルビツール酸系
  2. 非バルビツール酸系
  3. ベンゾジアゼピン系
  4. 非ベンゾジアゼピン系
  5. メラトニン受容体作動薬

バルビツール酸系(イソミタール、ラボナ)や非バルビツール酸系(ブロバリン)は副作用(依存性や呼吸抑制)が強く、現在では不眠治療で使うことはほとんどありません。

ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬の作用機序をみてみましょう。

ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系の作用機序
GABA(γ-アミノ酪酸)神経系に作用する。神経興奮が抑制され、抗不安作用や催眠作用が発揮される。
GABAとは、脳に広く分布する抑制性の神経伝達物質のこと。GABAの受容体は3種類あり、その中でGABAA受容体が催眠や抗不安作用に関与する。
メラトニン受容体作動薬の作用機序
メラトニン受容体に作用し、睡眠のスイッチをオンにする。体内時計にも作用し、入眠をうながす。
メラトニンとは、松果体から分泌される生体ホルモンのこと。 体内時計(サーカディアンリズム)、睡眠、免疫、生殖機能などに作用する。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、長期使用すると依存(耐性や離脱症状)のリスクが高まります。

耐性とは?
薬がだんだん効かなくなり、同じ効果を得るために増量する必要が出てくること。
離脱症状とは?
休薬したときに禁断症状が出てくること。

非ベンゾジアゼピン系睡眠薬やメラトニン受容体作動薬は長期使用しても依存が出にくく、より安全性が高いと言えます。

まとめ

日本の不眠治療では睡眠薬による薬物療法が一般的で、睡眠薬の安全性は新薬の開発とともに高まっています。

睡眠薬はいくつか種類があり作用時間や作用機序によって分類されているので、医師の指示のもと不眠のタイプによって適切に選んで使用する必要があります。

-睡眠薬について

Copyright© 快眠ナビ , 2020 All Rights Reserved.